アーセナル20年ぶりの悲願へ...トロサールに並々ならぬ決意 「真っ向からシティと対峙したい」

[写真:Getty Images]

アーセナルのベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが打倒マンチェスター・シティへの想いを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

今年1月に加入したトロサール。昨シーズンのアーセナルはプレミアリーグでシティに逆転優勝を許す悔しい1年となったが、自身は加入後の20試合で10アシストを叩き出すという素晴らしいチャンスメイク能力を披露した。

迎えた今シーズン、チーム最大の目標はもちろん20年ぶりとなるプレミアリーグ制覇。トロサール自身もコミュニティ・シールドでシティからゴールを決めたりと上々のスタートを切るなか、ミケル・アルテタ監督への絶大な信頼を明かし、打倒シティへの決意を改めて語る。

「監督はゲームへのアプローチが素晴らしい。戦術面における魔術師といったところだろうか。どのようにビルドアップするか、どこにスペースがあるか、どうやって選手のポジションを動かすか…全てが僕を大いに助けてくれた」

「シティのことは心から尊敬しているし、彼らのプレミアにおける偉大な成績ももちろん知ってる。それでもタイトルを獲りたいなら、それは僕ら次第だ。僕らも質の高いチームだし、最高のパフォーマンスを発揮すれば、シティに挑戦できる」

「真っ向からシティと対峙したい。リバプールやチェルシーも何人か良い選手を獲得したね。タイトル争いは長期戦だし、シーズン中に何が起こるかなんてわからない。それでもとにかく全ての試合に勝ちたいし、これこそが重要な心構えだ」

一方で、チーム内の雰囲気について問われると、「互いが互いに気を配り、なんでも話せる本物の家族のようだ」と語り、緊張感溢れるタイトル争いを戦い抜くうえで欠かせない団結力を垣間見せている。

「カイ・ハヴァーツ、ユリアン・ティンバー、デクラン・ライス…本当に素晴らしい補強をしたと思う。彼らは皆、何か光る部分があってチームの競争も激しくなった。彼らが来てくれて、優秀なプレーヤーが揃っていることが嬉しい限りだ」

「デクラン? 噂に違わぬナイスガイさ。僕も彼がなるべく早く馴染めるよう努めてきた。おかげで最初の1日から良い関係を築くことができたよ。彼は単なるトッププレーヤーではなく、おしゃべりも大好きだ(笑) 誰だって仲良くなれる」

「僕たちはピッチ内だけでなく、ピッチ外でも優れたグループだよ。これがパフォーマンスの助けになってることは間違いない。これからは試合でのクオリティを高めていきたいね。昨季よりも強くなったはずだし、チャンピオンズリーグ(CL)もある。長い1年になりそうだよ」

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