栃木県内一の米どころ大田原市で25日、一足早い稲刈りが始まった。今年は暖かい日が続いたため例年より1週間ほど早いという。
◇ほかにもWeb写真館に写真
コシヒカリと本県オリジナル品種「とちぎの星」を約40ヘクタールで生産する同市滝岡、農業関谷明政(せきやあきまさ)さん(42)方では例年、JAなすの管内でいち早く田植えや稲刈りを行っている。
黄金色の稲穂を揺らす穏やかな風が吹いた同日は、午前9時に作業を開始。雲の切れ間から強い日差しが照りつける中、コンバインに乗って約2ヘクタールの稲を刈り取った。
関谷さんの父規一(きいち)さん(74)は「4月初旬に田植えをしてから寒い日がなく順調に育った。皆さんにおいしいお米を食べてほしい」と話した。
関谷さん方の稲刈りは10月上旬ごろまで続く。