８月２８日付けで警視庁副総監に就任する千葉県警の田中俊恵本部長が２５日、離任会見を行い約２年間の在任期間を振り返りました。
約２年前に千葉県警としては初の女性本部長として着任した田中本部長は、在任中の成果について電話ｄｅ詐欺対策を挙げ、次のように振り返りました。
千葉県警 田中俊恵 本部長
「電話ｄｅ詐欺は、ことしも県内での被害件数や被害総額は増加傾向にあるが、検挙と抑止の両面から緊急対策を推進していて増加傾向に歯止めがかかることを期待している」
また、２年前に八街市で児童５人が死傷した交通事故を受けて取り組んだ交通安全対策については次のように述べました。
千葉県警 田中俊恵 本部長
「通学路等の安全確保と飲酒運転の根絶に取り組んだ。１年半の取り組みで一定の成果は得られたと思うが、関係機関や団体と連携の上で継続した取り組みが必要」
また田中本部長はサイバー犯罪や単独テロなど治安情勢は大きく変わってきているとして、柔軟な発想で果敢に対応していく必要があるとの考えを示しました。
