杏が体現 子育て、仕事、家事に翻弄されるシングルマザーのリアルな姿 「私たちの声」場面写真

2023年9月1日より劇場公開される、世界的な女性監督と女優が集結し、日本からは杏と呉美保監督が参加した7つのショートストーリーからなる映画「私たちの声」から、場面写真が新たに公開された。

日本版エピソードの「私の一週間」からは、シングルマザーのユキ(杏)と、アヤとトワの2人の子供たちとの日常が切り取られている。朝のキッチンでその日に提出しなければいけないプリントをアヤから手渡されて困惑する姿、子供たちが寝静まったあとにスタンドライトの小さな灯(あかり)ひとつで仕事をする姿、子供たちの習い事のお迎えにいく姿といった、忙しないユキの日常が垣間見える場面写真となっている。アヤ役はドラマ「ブラッシュアップライフ」の板垣樹、トワ役は湯田幸希が務めている。

ほかにも、メンタルヘルスの問題を抱える女性の二つの人格を見事に演じ分けたジェニファー・ハドソン、マーシャ・ゲイ・ハーデン演じる医師とホームレスの女性を演じるカーラ・デルヴィーニュのコロナ禍での出会い、エヴァ・ロンゴリア演じる女性が初対面を果たした姪(めい)と心を通わせていくシーンなど、各話で異なる雰囲気を持つ場面写真となっている。

「私たちの声」は、実際の出来事から着想を得たエピソードから、物語仕立てのフィクション、アニメーションまで、世界各地を舞台に7つの女性を主人公とした物語を描いた作品。ジェニファー・ハドソン、カーラ・デヴィーニュ、エヴァ・ロンゴリア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マルゲリータ・ブイ、ジャクリーン・フェルナンデスらが出演。監督には、キャサリン・ハードウィック、タラジ・P・ヘンソンらが参加している。日本からは、女優の杏と呉美保監督が参加。「きみはいい子」以来8年ぶりに呉美保がメガホンをとり、日本の情緒あふれる家族の姿を描く。

本作を一足先に鑑賞した著名人によるコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■安藤優子(キャスター/ジャーナリスト)
いろんな生き方があっていい、どういう性自認でもいい。しなやかで、つよい、そして自由であること。そんなことをずぅっと考えさせられました。

■飯窪春菜(女優/タレント)
七つの物語は女性たちの物語であって女性たち“だけ”の物語でない。“女性だから”じゃない、人間力溢れる映画でした。そして私自身にも、自分では気づかないありふれた物語が、日々紡がれているのだなと思わせられました。

■冨永愛(モデル)
人は知らず知らずのうちに何かに縛られている。それとは気が付かずに、囚われている。
そこから視線を外すことができれば、本当の意味での幸せを見つけることができるのかもしれない。日常のちょっとしたきっかけが、あなたを勇気づける。ほら、こんなところにも。

■浜田敬子(ジャーナリスト)
女性たちは常に選択を迫られ、葛藤している。なぜ女性だけが?そんな声なき声をすくいあげた映画だ。

■藤本美貴(タレント)
様々な環境で力強く生きている女性たちの姿が印象的でした。私も妻、母として毎日を忙しく過ごしていますが、
各国の 7 つのストーリーを通して、改めて身近な日常の幸せに気づくことができた映画でした。

■マキヒロチ(漫画家)
誰かが耳を傾けなければ聞こえなかった 7 つの声と 7 つのまなざし。私たちの取るに足らない日常も、もしかしたら誰かが見つめていてくれてるのかもしれない。

【作品情報】
私たちの声
2023年9月1日(金)、新宿ピカデリーほか 全国ロードショー
配給:ショウゲート
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