仙台育英の監督 慶応の“すごすぎる”応援への神コメントにネット感激「東北の誇り」「指導者の鑑」

(写真:時事通信)

8月23日に行われた「第105回 全国高等学校野球選手権記念大会」の決勝戦。神奈川県代表の慶應高校と対戦し、惜しくも敗れた宮城県代表・仙台育英高校だが、須江航監督(40)の言葉が“神コメント”だとネットで話題となっている。

今回の決勝戦は試合の行方だけでなく、別の点も注目を集めていた。それは、慶應高校サイドの熱烈な応援だ。109年ぶりの優勝をかけた試合に、慶応高校の生徒や、慶応OBらの応援に熱がこもる。慶応が得点すると、応援歌「若き血」の大合唱が地鳴りのように鳴り響き、仙台育英がアウトを取るごとに歓声が上がった。

慶応側のすさまじい応援により、仙台育英は“アウェー”な雰囲気に。“六大学でやるような応援のプレッシャーを仙台育英の高校生にかけるのは可哀想”と心配の声もあがっていた。

そんな応援に対して、仙台育英の監督は何を思っていたのだろうか。試合の翌日、選手たちと仙台で開いた報告会で須江監督はこう語ったという。

「世間では慶應さんの応援がすごいとか、すごすぎるとか言っていましたけど、決勝戦、僕の耳には皆さんの応援のほうが大きかったなって。本当に思っていました」
「金色のメダルと銀色のメダルを持っている人はいないですからね」
「本当に、本当に本当に、みんなの応援のお陰様です」

慶應サイドの応援についてフォローしつつ、仙台育英チームの応援を讃えた須江監督。この発言はSNS上で広く拡散され、讃える声がこう上がっている。

《慶応側に批判が向かないようにしつつ、仙台育英を称賛する完璧すぎるコメントだな。
指導者の鑑》
《須江監督…マジで好きだわ。仙台育英を応援してくれた全国みんなの気持ち(元気玉)を、ちゃんと受け取りましたってことですよね。監督にこんなこと言われたら、うれしくて泣いちゃうよ》
《器が大きく潔い凄い監督 この監督と共に甲子園を目指して来れた仙台育英の選手 幸せですね》
《素晴らしい!東北の誇りです》

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