ラツィオ鎌田大地「攻撃面で改善の余地がある」加入会見で自己分析

今夏のマーケットでアイントラハト・フランクフルトを退団し、1ヶ月以上の無所属期間を経験した後イタリア・セリエAのラツィオに加入した鎌田大地。

8月まで活動再開がずれ込んだものの、セリエAの開幕戦では先発出場。試合自体は先制してから後半に逆転負けという悔しい結果となったものの、鎌田大地はいきなり出番を獲得していいスタートを切っている。

そして、鎌田大地は24日午後にラツィオの公式プレゼンテーションに出席。『Calciomercato』などによれば、彼はメディアに対して以下のように語っていたという。

鎌田大地

「ここに来ることができてとても嬉しい。このチャンスを与えてくれた皆さんに感謝している。ラツィオには特別な歴史があり、その一員になれたことを誇りに思う。

セリエAにはこれまで多くの日本人選手がいたのは知っているが、僕は冨安健洋としか話していないんだ。何度かアドバイスを貰ったよ。

ミリンコヴィッチ=サヴィッチが退団したことはわかっているし、その後釜になるのが大きな義務であることも理解している。

ただ僕はミリンコヴィッチ=サヴィッチと同じ選手ではないし、新しい彼になることはない。何か違うものをチームにもたらしたい。

一人で試合を勝たせられるようなタイプの選手ではないので、フランクフルトでやったようにチームの中でいいプレーをしなければならないと思う。

フリーエージェントになってから1ヶ月以上クラブがない状態になるとは思わなかったが、自分の決断が正しいかどうかを確認するために状況を待ちたかった。

このチームメイトやこの監督とともに一緒に成長できると思ったので、ラツィオへの加入を決めた。大変な夏だったけど、正しい選択をしたと思う。

チャンピオンズリーグに挑戦できるチームを望んでいた。様々なクラブからオファーを貰ったが、会長と話して大きな熱意を感じることができた。

またマウリツィオ・サッリ監督が素晴らしい戦術家であることも知っているし、僕の攻撃には改善の余地があることもわかった。

ドイツでは守備面の成長という点で助けられた。今度は攻撃面で成長したいと思っている。

レッチェとの開幕戦はとても難しかった。あの敵地では複雑な試合になることが多いとは聞いていた。もっとゴールが奪えればよかったが、後半に逆転されてしまった。

次の試合ではもっといい結果を残したい。デビュー戦は完璧ではなかったが、精神的にも体力的にもまだまだ改善できる」

【関連記事】鎌田大地が加入!ラツィオの「歴史上最強のベストイレブン」

サウジアラビアに去っていったセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチの後釜として獲得された事実はあるものの、前任者とは違ったチームプレーの面で力を発揮しなければならないと感じているようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社