朝ドラで菊比べ、寿恵子のターンに絶賛「プレゼン完璧すぎ」

天真らんまんな主人公・万太郎が、やがて到来する激動の時代をたくましく生きる連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。8月25日放送の第105回では、料亭で「菊比べ」が開かれ、寿恵子も万太郎に頼んでいた「ノジギク」を出品するシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

堂々と「ノジギク」を差し出す寿恵子(浜辺美波)と、叔母のみえ(宮澤エマ)(C)NHK

植物採集に出る万太郎(神木隆之介)に、「菊比べ」に出すための菊を探すよう頼んだ寿恵子(浜辺美波)。見事な菊が次々と出品されるなか、寿恵子の用意した日本原種の菊「ノジギク」は、一見するとほかの菊に見劣りする小さなものだった。

日本に自生するノジギクを例えに出し、現在の華々しい菊に込められた創意工夫や日本人の花を愛する気持ちを熱く語った寿恵子。菊比べでノジギクは選ばれなかったものの、弥之助(皆川猿時)の心には響き、ノジギクは300円で買い取られることになった。

「草花に優劣をつけるがは性に合わんけんど・・・」とためらいつつ、自分が思う「一等の菊」を選んだ万太郎、そして万太郎から教わった菊の知識を熱く語った寿恵子が描かれた今回の放送。

一等は逃したものの見事弥之助の心をつかんだことから、SNSでは「寿恵子ちゃんプレゼン完璧」「これはプレゼンなしでは勝てなかったな」と寿恵子と万太郎を絶賛する声が続出。

また菊比べの場では芸者・菊千代(華優希)の菊を選び、こっそりとノジギクを褒める弥之助のスマートさに、「菊千代を立てつつ、後から寿恵子にも配慮する弥之助の意外な細やかさに品格を見る」「みんなの前ではなく、こっそりとみえさんにだけ言うなんて弥之助さんいいお方」など賞賛の声が寄せられていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。8月28日放送の第106回では、万太郎が徳永(田中哲司)から植物学教室の助手として受け入れられることが決まる。土曜日はその週の振りかえり。

文/つちだ四郎

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