中西選手 パリ五輪での活躍誓う アーチェリー日本代表内定報告

松田正己社長(右)から花束を受け取る中西絢哉選手=山陽新聞社

 来年のパリ五輪アーチェリー日本代表に内定した岡山市出身の中西絢哉選手(シーアール物流)が25日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、岡山県勢第1号の五輪切符獲得を報告し、本番での活躍を誓った。

 先の世界選手権(ベルリン)男子リカーブ団体で銅メダルに輝き、五輪出場枠を手にした中西選手は県アーチェリー協会の溝井利和副会長らと訪問。「パリでは世界選手権の銅よりいい色のメダルを目指す」と自身初の大舞台に向け抱負を語った。松田正己社長と越宗孝昌相談役(県スポーツ協会会長)は「素晴らしい集中力を発揮されての出場権獲得。多くの県民が喜んでいる」とたたえ、花束を贈った。

 24歳の中西選手は岡山・牧石小5年で競技を始め、理大付高から進んだ近大で2021年に全日本選手権初優勝。大学を卒業した昨春から地元岡山を拠点に活動している。9月23日開幕の杭州アジア大会にも日本代表として出場する。

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