光のショー 歴史ある城とマッチ 烏城灯源郷と幻想庭園 31日まで

柔らかな光を放つ色とりどりの和傘=岡山城天守閣前広場

 岡山市の岡山城と後楽園をライトアップする「夏の烏城灯源郷」と「夏の幻想庭園」は会期終盤を迎えた。25日も大勢の人々が足を運び、闇が深まるにつれて鮮やかさを増す光のショーに酔いしれた。31日まで。

 岡山城の天守閣前広場では赤、青、紫など色とりどりの和傘130本が柔らかな光を放ち、下の段では石垣に映る水色のライトが優雅な音楽に合わせて踊るように回転していた。

 妻と訪れた会社員の男性(59)=同市北区=は「和傘を使った演出が斬新。歴史ある城と絶妙にマッチし、見ていて飽きない」と話した。

 後楽園では、まりを模した照明120基がピンクや黄緑色に輝き、一帯を神秘的な雰囲気に包んでいた。

 午後6時~9時半(入場・入園は同9時まで)。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委が主催。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委が主催し、岡山市、山陽新聞社が共催。

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