【高校野球】夏の甲子園Vの慶応 連覇へ新チーム始動 新主将は四番務めた加藤右悟 

大村(右)と握手する新主将の加藤=慶応高グラウンド(立石 祐志写す)

 第105回全国高校野球選手権記念大会で優勝した慶応は25日、連覇に向けて新チームが始動した。選手間の投票などを踏まえ、新主将に今大会で4番も任された加藤右悟(2年)が就任した。

 副主将は今夏ベンチ入りを経験した足立然(同)と、高津優(同)が選ばれた。加藤は「(前主将の)大村さんみたいにはなれないが僕らしく頑張りたい」と意気込む。

 森林貴彦監督(50)は「新しいチームで大村のまねをせず、加藤の主将像をつくってほしい」と期待する。大村は「自分たちが築いてきた野球にこだわらずに、一から新しい野球をつくって」とエールを送った。

 2年連続の選抜大会出場を目指し、新チームは9月9日に開幕する秋季県大会で初陣を迎える。

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