夏バテ解消にも♪美味しい「ぶどう」の楽しみ方いろいろ

おはようございます。野菜料理家やのくにこです。

まだまだ暑い日が続きますが、立秋を過ぎ秋の果物も出回り始めました。私がこの時期、楽しみにしている果物の一つがぶどうです。

友人が30種類ものぶどうを育てていて、毎年、ぶどうをおなかいっぱい食べる料理教室を開催しています。その中で人気なのが10種類のぶどうの食べ比べです。

ぶどうには、白系・赤系・黒系と品種があり、白系はシャインマスカットや瀬戸ジャイアンツ・雄峰などがあり、すっきりとした甘さで人気のぶどうです。

赤系はゴルビー・紅伊豆・クイーンニーナ、など強い甘さで私の好みのぶどうです。

黒系は藤稔・ブラックビート・ウインク・ピオーネなどコクのある甘味で市場では一番よく見かける品種ではないでしょうか。

ぶどうの甘さはブドウ糖といわれ、これはぶどう由来の名前なんですよ。ブドウ糖は脳を活性化させる栄養源で、疲労回復にも効果的な果物と言われています。夏のだるさが取れない方は、朝ごはんにぶとうを食べてみるのもよいかもしれません。

また、白系のぶどうは皮ごと食べられる品種が多く、赤系・黒系は皮が口に残り、食べにくい場合があります。

そんな時におすすめなのが、ぶどうのコンポートです。

特に黒系のぶどうは皮に多くのアントシアニンが含まれていて、その栄養素も取りたいですよね。皮をむいてしまうと実は緑色なので、皮のアントシアニンの色を実につける方法がコンポートなんです。

「ぶどうのコンポート」の作り方

作り方はとっても簡単、ぶどう1/2房の実を外して小鍋に入れ、水を100mlほど加え中火で沸騰させます。

すると皮がはじけてむけてきますので、転がしながら加熱すると、皮が全部とれて皮の色が実に色づきます。

冷ましてから実だけ取り出し、蓋つきの容器に入れて冷やせば出来上がり、

コンポートにしておくと、食べるときに皮をむく手間も省けますよ。

手軽なのに、贅沢見え!「ぶどうのティラミス風タルト」

私のもう一つのおすすめの食べ方が、ぶどうのティラミス風タルトです。市販のクッキートルテを使うと、とっても手軽に作れますよ!

材料(8人分)

  • シャインマスカット 1房
  • バナナ 1本
  • レモン汁 小さじ1
  • マスカルポーネチーズ 100g
  • コーヒーシロップ 大さじ1(市販のマスカルポーネチーズに付属しているものなど)
  • クッキートルテ(直径18㎝のタルト状クッキー) 1台

作り方

1) ぶどうは洗って房から外し、縦に半分に切る。

2) バナナをマッシャーなどで潰し、レモン汁を加え混ぜる。マスカルポーネチーズを加え混ぜる。

3) クッキートルテにコーヒーシロップをかけて湿らせ、(2)をのせて平らにする。(1)のぶどうを切り口の断面を上にして外側から並べ、真ん中に小さめのぶどうを1個をのせる。

コーヒーシロップはマスカルポーネチーズに付属していることが多く、これを使うとティラミス風の味になります。

無い場合は濃い目のコーヒー大さじ1に砂糖小さじ1/2を加え、混ぜ合わせ作ってみてください。

クリームはバナナとマスカルポーネチーズを混ぜるだけで作る、簡単すぎて美味しすぎる裏技です!

バナナは暑い時期、室温で保存すると追熟が早くとろけてしまうことがあるので、1本ずつラップに包んで野菜室で保存するのがおすすめ。皮が茶色になることがありますが、実はしっかり保存できます。

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その他にも、ぶどうのサラダやぶどうの冷製パスタなど、アレンジはいろいろ。いろいろな品種のぶどうを、ぜひいろいろなお料理に使って楽しんでみてください。

次回は秋ナスの楽しみ方をご紹介します。

☆この公式ブログは<毎週土曜日>に更新します。来週もどうぞお楽しみに!

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