朝乃山、県民に勇姿 北陸で巡業始まる

阿炎との取組で会場を沸かせる朝乃山(奥)=黒部市総合体育センター

  ●ファンに感謝 

 大相撲の夏巡業は25日、黒部市総合体育センターで行われ、富山市呉羽町出身の朝乃山(富山商高OB、高砂部屋)が勇姿を見せた。左上腕のけがで7月場所を一時休場した朝乃山は、故郷のファンの心配を吹き飛ばすかのようにたくましい相撲を取り、熱い応援に感謝した。

 富山県内の巡業は2019年以来4年ぶりに開催された。朝乃山は稽古で迫力たっぷりの動きを見せ、写真撮影やサインでファンと交流。取組では小結・阿炎を上手投げで土俵に転がし、会場を沸かせた。

 黒部場所は宇奈月温泉開湯100周年を記念して開かれ、黒部市などでつくる実行委員会が主催した。実行委員長の武隈義一黒部市長があいさつした。

 26日に金沢場所(北國新聞社主催)、27日に氷見場所(富山新聞社、北國新聞社主催)が開催される。

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