●「やって来ました、相撲の国に」
金沢場所の土俵に上がる横綱・照ノ富士や、貴景勝と霧島の両大関ら関取衆が25日、続々と金沢に到着した。富山市出身で元大関の朝乃山や新大関の豊昇龍も堂々とした姿を見せ、通行人らの目を引いた。
一行はバスで巡業地の黒部市から金沢入り。バスから降りると、まげを結うための鬢(びん)付け油の香りが漂った。明徳義塾高時代に高校相撲金沢大会(北國新聞社主催)に出場し、2006年のブラジル派遣選手団の一員にもなった十両の志摩ノ海は「やって来ました、相撲の国に」と満面の笑みを浮かべた。
26日の開場は午前9時。午後1時半から横綱の綱締め実演、2時から幕内取組となる。禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」や相撲甚句、髪結実演なども予定する。3時に打ち出し(終了)となる。