やり投げ北口が金メダル 世界陸上、パリ五輪代表に

陸上の世界選手権女子やり投げで優勝し、金メダルを掲げる北口榛花=25日、ブダペスト(共同)

 【ブダペスト共同】陸上の世界選手権第7日は25日、ブダペストで行われ、女子やり投げ決勝で前回3位の北口榛花(JAL)が66メートル73をマークして金メダルを獲得した。日本女子では、ともにマラソンを制した1993年大会の浅利純子、97年大会の鈴木博美に続き、26年ぶり3人目の世界一。日本陸連が定める選考基準を満たし、陸上の日本勢で第1号となるパリ五輪代表に決まった。

 北口は4位で迎えた最終6投目で逆転し、2大会連続のメダルに輝いた。投てき種目の日本勢の制覇は、2011年大会男子ハンマー投げの室伏広治以来、史上2人目。五輪を含め、マラソン以外の種目で日本女子が優勝するのは初となった。

 男子400メートルリレー予選で日本(坂井、柳田、小池、サニブラウン)は37秒71の1組3着に入り、26日(日本時間27日)の決勝に進んだ。同十種競技の丸山優真(住友電工)は前半5種目を終えて3936点の17位。

陸上の世界選手権女子やり投げ決勝で66メートル73をマークし金メダルを獲得した北口榛花。五輪を含め、マラソン以外の種目で日本女子選手が優勝するのは史上初=25日、ブダペスト(共同)
女子やり投げで優勝した北口榛花=25日、ブダペスト(ゲッティ=共同)

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