【WATCH的イケメン図鑑】Vol.58 クリストファー・ブライニー

ちょっと憂いのある正統派ハンサムボーイ

アメリカ東海岸の避暑地を舞台に、10代の少女・ベリーの恋と成長を描く青春ドラマ「私たちの青い夏」。昨年配信されたシーズン1がスマッシュヒットとなった本作では、幼なじみのベリーを美形兄弟が奪い合い!? 兄も弟もすてきだけど…今回は、クリストファー・ブライニー演じる兄・コンラッドに注目したい。

ジェニー・ハンのヤングアダルト小説を原作にした「私たちの青い夏」の中心にあるのは、大人の恋愛に憧れるベリーと、彼女を幼い頃から見守ってきたコンラッド&ジェレマイア兄弟の三角関係。コンラッド&ジェレマイア一家のいるカズンズ・ビーチで毎年の夏を過ごしてきたベリー一家が、今年の夏も同地を訪れるところからシーズン1は始まる。

妹のように思ってきた女の子が急に成長し、互いにドギマギ…なんてこと、青春ドラマにはよくありますよね!? ベリーたちの間に流れる空気もまさにそんな感じで、コンラッドとジェレマイアはいつになくソワソワ。一方のベリーはというと、実のところ彼女は出会った時からコンラッドに夢中。ひょっとすると今年は、ベリーの長年の夢がかなっちゃう年になるかもしれない。

ベリーの気持ち、分かるな~というのが、おそらく「私たちの青い夏」全視聴者の総意。というのもコンラッドは長身の正統派ハンサムボーイで、ちょっと憂いがあって、何を考えているか分からなくて、でも優しい時もあって、そりゃ好きになりますよね❤︎ ただし、今年のコンラッドは何かを隠しているようで、いつにも増して彼の本音がつかめないベリーはイライラ。そこに優しくて誰からも愛される陽気なジェレマイアが絡んできてユラユラ。困りましたね…。続くシーズン2も事態は相変わらず…どころか、より複雑化&深刻化していてベリーの乙女心は揺れっぱなし。仕方がないんです、コンラッドの魅力はシーズン2も健在ですから。そんな彼らの恋模様をいつまでも見続けたいファンは多く、シーズン3も予定されている。

コンラッド役のクリストファー・ブライニーは本作でブレークした新星で、9月1日から日本公開される映画「ウェルカム トゥ ダリ」にも主要キャストとして出演。伝説の画家サルバドール・ダリに「天使の顔だ!」と気に入られ(さすが!)、彼の奇想天外な人生に迷い込むことになる青年・ジェームスを演じている。実はこちらの方が「私たちの青い夏」より撮影は先で、クリストファーは「ウェルカム トゥ ダリ」の撮影中にコンラッド役のオーディションをオンラインで受けたそう。一度見つけられちゃったら、後はスター街道を突き進むのみ? 今後のクリストファー・ブライニーからも目が離せないのは確かだ。

【プロフィール】

クリストファー・ブライニー Christopher Briney
1998年3月24日生まれ。米・コネチカット州出身。ニューヨークの大学で演劇を学び、在学中から短編映画などを制作。9月1日より日本公開される映画「ウェルカム トゥ ダリ」(2022年)のメアリー・ハロン監督に見いだされ、同作で長編映画デビューを果たした。それに前後し、「私たちの青い夏」(22年~)のコンラッド役でブレーク。ブロードウェイの舞台を映画化したミュージカル「ミーン・ガールズ:ザ・ミュージカル(原題)」(23年)にもイケメン学生のアーロン役で出演しており、さらなるブレークが期待される。

【番組情報】

「私たちの青い夏 シーズン2」(全8話)
Prime Videoで独占配信中

文/渡邉ひかる

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