黒川智花が「転職の魔王様」第7話にゲスト出演。子育て社員と独身社員…“職場の不公平”の解決法とは?

黒川智花が、フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の8月28日放送・第7話に出演。子育て中の社員をサポートするためとはいえ、周囲の社員に重度の負担を強いる会社の体制に我慢できず、転職を決意する皆川晶穂を演じる。

成田凌が主演を務める「転職の魔王様」は、額賀澪氏の小説「転職の魔王様」「転職の魔王様2.0」(PHP研究所)が原作。成田が“転職の魔王様”と呼ばれ、相談者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断していく、毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐を演じる“転職”爽快エンターテインメントだ。また、小芝風花が、来栖が勤める転職エージェント「シェパードキャリア」の社長・落合洋子(石田ゆり子)のめいっ子・未谷千晴に扮(ふん)し、来栖の下でキャリアドバイザーの見習いとして転職希望者の背中を押していく。

黒川が演じる晶穂が勤めていた製薬会社は、少数精鋭で人間関係も良好だが、人数が少ないゆえに一人一人の仕事の負担は大きく、激務は日常茶飯事。そんな中、晶穂が憧れていた先輩・日下部さやか(村川絵梨)が妊娠し、産休に入る彼女の仕事を晶穂が担当することになる。さらに1年後、職場復帰した日下部は時短勤務のため、会社は同じ女性という立場から、日下部のフォローは晶穂に任せきり。助けを求めても、「子育てをしている人をみんなでサポートしよう」と奇麗事を並べるだけで、シワ寄せを受けた社員には手を差し伸べてくれない。

そんな経緯から、晶穂は人手が十分な会社を希望し、さらに、自身を担当する広沢絵里香(山口紗弥加)が子育て中の母親だと知ると、担当チェンジを願い出る。求職者である晶穂から、働く母親の“痛いところ”を突かれて珍しく落ち込む広沢のために、後輩の千晴が立ち上がる。子育てと仕事の両立に奮闘する社員と、自らの時間と労力を削ってそれをサポートする社員。互いに気持ちよく働くためには、どうしたらいいのか。産休・育休が当たり前になった現代で、今だに減らない育児と仕事の問題に、千晴はどう立ち向かうのか?

「子育てをしている人が憎いわけじゃない」と分かっていても、応援したい相手を素直に応援できなくなり、自身の結婚・出産にも明るい未来を描けなくなった女性の心理を見事に体現した黒川。台本を読んで「“転職”という選択肢は、自分の生活や環境が大きく変わるのではと、思い切りや勇気がいることのように感じていました。しかしこの作品は“転職”をシリアスに考え過ぎず、『必要なら一歩踏み出してみよう』と、働くすべての人の背中を押してくれるような作品だと思いました」と語った。

演じ晶穂については「仕事熱心で自分の仕事だけでなく同僚もしっかりサポートする真面目で自立した女性です。しかし真面目が故に、産休・育休中の先輩の分も自分が頑張ろうと無理をしてしまう。今の仕事は好きなので続けたいけれど、上司は頼りにならず、このままでは将来が不安…。多くの仕事に奮闘する姿や1人で抱える葛藤を繊細に表現できるように意識しました」と明かす。

加えて「空き時間に、成田さん、小芝さん、山口さんからカードゲームに誘っていただきました。長丁場の撮影でしたので、いい息抜きとなりました。今回共演シーンが多かった御三方とは初共演でしたが、楽しく過ごせた撮影期間でしたし、スタッフさんたちの暑さに負けない爽やかな笑顔が印象的な現場でした!」と振り返った。

そして最後に、第7話の見どころとして「『皆が働きやすくて、子育てもしやすい会社とは?』について考えさせられます。仕事への向き合い方に悩む女性を転職エージェントの皆さんがどのように導いてくれるのか注目です。また、仕事に励む一方、学生時代からお付き合いをしている彼氏との生活も描かれていますので、2人の結末も見届けていただければ幸いです」とアピールした。

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