学校休ませた方がいい? 医師監修のチェックリスト

 夏休み明けは子どもの自殺や不登校が増える傾向にあり、NPO法人「全国不登校新聞社」などが、子どもの様子から学校を休ませるべきかどうかを判断できるチェックリストを作成した。LINE(ライン)で利用できる。医師の監修を受けており、代表の石井志昂さんは「無理をしてしまうとうつ病や自殺のリスクが高まる。事実を基に判断してほしい」と活用を呼びかけている。

 チェックリストは子ども本人ではなく、保護者や教員といった周囲の大人が使うことを想定。「友達と会ったり、遊んだりすることを避けることがある」など計20の質問について、過去1カ月程度の子どもの様子と照らし合わせて答えると、「休ませましょう」「対話の時間をつくりましょう」といった回答が表示される。

 石井さんは「支援団体が不登校の予兆と感じているものを集めた。学校に行かない方がいい基準が分かれば、子どもを追い詰めない判断ができる」と説明した。

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