桂離宮で一夜限りの観月会 宮内庁、10月の十三夜に

桂離宮上空の月と池に映る月=2015年9月、京都市西京区

 宮内庁京都事務所は10月27日の夜、桂離宮(京都市西京区)で一夜限りの観月会を開く。河川や湖沼など豊かな水系に恵まれた桂の地は古来、水面に映る月の美しさがたたえられてきた月見の名所。この日は十五夜に並ぶ名月とされる十三夜(旧暦9月13日)に当たり、天候さえ良ければ、桂離宮の上空と庭園の池に映る“二つの月”を楽しめそうだ。

 募集人員は64人。午後5時40分から、職員が参加者を8人ずつ案内する。滞在時間は約30分。小雨決行、荒天の場合は10月28日に順延する。

 参加希望者はインターネットか往復はがきで申し込む。9月7日必着、応募多数の場合は抽選。詳細は宮内庁ホームページで。

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