茨城県守谷市の市立小中学校13校で25日、ほかの市町村より一足早く夏休みが明け、授業が再開された。児童数が市内最多の黒内小(同市百合ケ丘2丁目、児童1173人)では、厳しい暑さの中、児童が冷却グッズや日傘など暑さ対策をして登校する姿が目立った。
1年生の教室では、担任教諭が一人一人の健康観察を兼ねて出欠確認。「夏休みは楽しかった?」などと問いかけると、児童たちは元気よく「はい」と答え、ポスターや習字など夏休みの宿題を提出した。小川千景さん(6)は「夏休みは楽しかった。理科の自由研究は大変だったかな。でも、頑張りました」と笑顔で話した。
同校ではこの日、熱中症指数30.4と「厳重警戒」となったため、屋外での運動を禁止とした。
同市立小中は2019年度から2学期制を導入。夏休みの5日間短縮や創立記念日の登校などで「週3日の5時間授業」を実践し、児童生徒や教員の負担軽減につなげている。
県教委によると、8月に学校が始まるのはほかに、水戸、牛久、つくばみらい、利根の4市町。ほとんどの小中高・特別支援学校など計694校では、9月1日に新学期を迎える。