空き缶のプルタブ役立てて 鳥栖中生、NPOに寄贈

学校で協力を呼びかけて集めたプルタブを渡す生徒たち=鳥栖市の鳥栖中

 鳥栖市の鳥栖中(中島達也校長、618人)は、生徒が集めた空き缶のプルタブ約2500個を市内の就労支援施設「NPOわかば」(森田紀男理事長)に寄贈した。イオングループを通じ、貧困国の子どもたちのワクチン接種などに役立てられる。

 同校の福祉委員が中心になり、全校生徒にプルタブ集めを呼びかけた。22日に同校で贈呈式があり、3年で福祉委員長の河津光来さんと副委員長の古沢日菜さんが「毎年500万人の子どもが5歳の誕生日を迎える前に命を落としているという話を聞いて、少しでも役に立ちたいと思った」と話した。

 森田理事長は「一生懸命に集めていただきありがたい。大切に活用したい」と感謝した。(井手一希)

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