
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は25日、北朝鮮の軍事偵察衛星打ち上げに関する緊急公開会合を開き、日米は弾道ミサイル技術を使った発射を禁じた安保理決議の違反だと非難した。北朝鮮の金星国連大使が出席し、米国に対する自衛権の行使だと正当化して「近隣国に危害は加えていない」と主張した。
金星氏は7月、北朝鮮の代表として約5年半ぶりに自国の核・ミサイル開発に関する安保理会合に出席したばかり。常任理事国の中国とロシアの後ろ盾を背景に持論の展開を繰り返した。
中国の耿爽国連次席大使は米国の圧力政策や軍事演習が北朝鮮を追い込んでいると述べた。