起点の盛り土撤去終了、熱海 土石流、行政代執行

 静岡県は26日、同県熱海市で2021年に発生した大規模土石流の起点に残った盛り土を撤去する行政代執行が完了したと明らかにした。市は今年9月1日に同市伊豆山地区の警戒区域を解除する方針で、土砂撤去と砂防ダムの建設を条件にしていた。

 県は昨年10月に行政代執行を開始。砂防ダムは今年3月に完成している。

 大規模土石流は21年7月3日に発生。二次災害の恐れがあるとして、市は同8月、伊豆山地区の一部を警戒区域に指定した。今月18日時点で112世帯計200人が避難生活を送っているが、来月1日以降、順次帰還する予定だ。

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