若い男が「取引先に払う金なくした。金が必要だ」 新潟市西区の80代女性が100万円だまし取られる

 キャッシュカード2枚と現金100万円をだまし取られたとして、新潟市西区の80代女性が8月25日、新潟西署に被害を届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 新潟西署によると8月24日、若い男から「取引先に払う金が入ったかばんを電車に置き忘れた。お金が必要だ」と女性宅に電話があった。孫からの電話だと信じ込んだ女性は「キャッシュカードを渡すからお金を下ろしなさい」と暗証番号を伝え、自宅に来た孫の同僚を名乗る男にキャッシュカード2枚を手渡した。

 その後、女性が孫に確認の電話をして詐欺に気付き、各口座を確認すると、50万円ずつ計100万円が引き落とされていた。

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