古江彩佳はショット修正で11位浮上 ボギーを打たない“信条”も生きた

左に行くことが多かったショットを改善した(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇CP女子オープン 2日目(25日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)

1オーバー31位から出た古江彩佳は3バーディ、1ボギーの「70」で回り、通算1アンダー11位に浮上した。初日フェアウェイキープ率50%だったティショットは、左に行った6番以外は大きなブレがなく、78.5%(11/14)に上昇。「初日のラウンド中は全然分からなかったけど」とホールアウト後の練習で試行錯誤してキッカケを見つけたという。

グリップの握り、スイングリズムとひとつ一つ動作を確認していき、アドレスのスタンスを少し狭めたときに不調から“脱却”できた。「なんとか練習で直せた。今日うまくいけたので落ち着いたプレーができたのかな。練習したのが生きてくれた」と胸をなでおろした。

ボギーは6番だけ。スコアを落とさない信条も支えになった(撮影/田辺安啓(JJ))

午後0時59分からティオフしたこの日はポツポツと雨が降った。ラフの状態だけでなく、濡れたボール、クラブでスピン量も変わり「その辺は少しだけ難しかったかな。風があまり無かったのはラッキーだったけど」。後半11番でバーディチャンスを外してから流れを作れずに「少し崩れ気味に」なったが、しっかりとパープレーを続け「ボギーをどれだけ叩かないかってメンタルにも効いてくる。本当に良く出来たなと思います」と大事にする“信条”を貫いた。

6打差で迎える決勝ラウンド。初日から2日目で1打しか伸びていないトップのスコアを見れば、ムービングデーと言われる3日目は楽しみだ。「きょうは本当に集中できた。少しでも順位を上げられるように、またあしたもしっかり集中していいショットが出来れば」と朗らかな表情で意気込んだ。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)

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