【MLB】エンゼルスが序盤のリードを守り切り勝利。大谷は1安打3四球、千賀は10奪三振も7敗目

写真:DHで出場し1安打3四球の大谷

8月26日(現地時間25日)、エンゼルスとメッツの3連戦初戦がシティ・フィールドで行われた。

ペリー・ミナシアンGMがUCL(尺側側副靭帯)損傷のため今季は投手として終了すると明言してから初めての試合に臨んだ大谷翔平は「2番・DH」で出場。エンゼルスは左腕パトリック・サンドバル、メッツは千賀滉大が先発登板。

千賀との注目のメジャー初対決となった初回の打席は大谷が四球で出塁も後続が倒れ無得点。

その後も2回までお互い無得点が続いたものの、3回表に先頭の新人ノーラン・シャヌエルが死球で出塁すると、続く大谷がライトへの痛烈な二塁打。右肘を故障していることを感じさせないような115.4マイル(約185.7キロ)の打球で、これはこの試合の全打球の中で最速を記録した(動画はこちら)。

この大谷の一打で無死二、三塁のチャンスを作ると、続くブランドン・ドルーリーがライトへの犠牲フライ、さらにマイク・ムスタカスがセンター前にタイムリーヒットを放ちエンゼルスは2点をリード。

直後の3回裏、二死をとったところからサンドバルがフランシスコ・リンドーアにソロ本塁打を許すと、続くジェフ・マクニールに二塁打、さらにピート・アロンソに四球で出塁を許しピンチを作る。しかし、千賀とバッテリーを組む新人フランシスコ・アルバレスを三球三振に斬ってとり、2-1とリード守り切った。

4回には両チームとも三者凡退に終わり、5回表には大谷と千賀の3度目の対決があったものの、再び大谷は四球で出塁。しかしここは後続が倒れて無得点。

6回も得点は動かず、6回を1失点のまま投げ切ったところでエンゼルス先発のサンドバルは降板。対する千賀は6回終了時点で球数は94球だったため7回表も続投。7回途中出塁を許さず二死を奪ったところで105球に達し、メッツファンのスタンディングオベーションの中降板した。

エンゼルスは1点リードで迎えた7回裏、この回から登板したマット・ムーアがピンチを迎える。先頭のダニー・メンディックにライトへの二塁打を許すと、送りバントを狙ったジョナサン・アラウズの打球を捕手のローガン・オホッピーが握り損ねるエラーにより無死一、三塁に。しかしこの大ピンチでムーアがティム・ロカストロから三振を奪い、続くブランドン・ニモがレフトフライ。犠牲フライかと思われた打球もレフトのランドール・グリチックの好返球によりダブルプレーでピンチをしのいだ。

第四打席大谷がファーストゴロに打ち取られるなど8回を両チーム無得点のまま迎えた9回、二死一、三塁からシャヌエルがセンター前へ技ありタイムリーヒット。第五打席の大谷は敬遠四球でこの日4度目の出塁を果たすも得点にはつながらず。

エンゼルスは9回に登板した守護神カルロス・エステベスが出塁を許しながらも無失点に抑え、3-1でニューヨークでのシリーズ初戦を制した。4連敗が止まったエンゼルスは借金を「5」としている。

本日の大谷の成績は2打数1安打3四球。メッツ先発の千賀は6.2回2失点10奪三振ながら今季7敗目を喫した。

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