模擬競り 食品流通の仕組み学ぶ 岡山市中央卸売市場 親子勉強会

模擬競りに挑戦する子どもたち

 岡山市中央卸売市場(同市南区市場)の荷受会社や仲卸業者でつくる青果物消費拡大推進委員会(愛称・岡山市場ベジフル会)の夏休み親子市場勉強会が26日、同市場で開かれ、小学生らが模擬競りなどを通じて食品流通の仕組みを学んだ。

 親子連れ約100人が参加。子ども向けに特別ルールが設けられた模擬競りでは、競り人が「500円」「400円」と値段を下げていき、子どもたちがそれぞれのタイミングで手を挙げて岡山県産の桃太郎トマトやピオーネを競り落としていった。水産用冷凍庫の見学や青果に関するクイズなどもあった。

 シャインマスカットなど果実4種類を手にした岡山市立高島小4年の男児(9)は「自分が欲しいものが競り落とせてうれしい。安くなったときを狙って手を挙げるのが楽しかった」と話していた。

 新型コロナウイルス禍で4年ぶりに開催された。

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