2カ月ぶり予選落ちの勝みなみ 前半で「通過は無理」と原因究明にシフト

復調のきっかけをラウンド中に見いだせなかった勝みなみ(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇CP女子オープン 2日目(25日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)

一時帰国してのスポット参戦から、16時間の時差があるカナダに飛んだ疲れも尾を引いたのか。2オーバー50位からスタートした勝みなみは1バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「77」とスコアを落とし、通算7オーバーの96位で予選落ちを喫した。日本ツアーを含めて、週末に進めなかったのは6月「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」以来6試合ぶりとなる。

チャンスを作るもなかなかスコアにつなげられず(撮影/田辺安啓(JJ))

午前組で出たこの日は前半6番でボギーが先行。8番(パー3)で短い距離から3パットのボギーをたたいた時点で、「きょう予選通過は無理だな」と思ったという。初日から「さぐりさぐり」でショットを打っていたこともあり、9番以降は原因究明に努めたが好転には至らなかった。「なかなかいまひとつ。最後のほうもアドレスを変えて、やって良かった感じはあるけど、左に行っちゃったりもして。いいきっかけは見つかってない。頑張るしかないですね」

「フックラインが入っていかなかった」というグリーン上では、傾斜地に切られたカップ位置にも苦労した。ティショットを右に曲げた12番(パー3)では、約7mのパーパットから1.5mオーバーさせ、返しを外してダブルボギー。かみ合わなかった。

次戦に備えます!(撮影/田辺安啓(JJ))

左右に迫る高い木々による圧迫感も特徴のコースについて、「狭いので、ピンポイントに打って行かないといけないホールもあったり。そこで広いターゲットに打つと170~180ydのセカンド残ってバーディチャンスが消えちゃう。そういう難しさはあった」と分析する。「自分がちゃんと打てていれば上位にいけた。パターも、アプローチも悪くないので本当にショットだけですね。トレーニングもしっかりして、来週に備えたいです」。久々となる週末の休息を挟み、次週オレゴン州で開催の「ポートランドクラシック」で仕切り直す。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)

きょうは「ついていない日」だった(撮影/田辺安啓(JJ))
今週も二人三脚で頑張りました(撮影/田辺安啓(JJ))

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