新潟上越市の渇水被害、中山間地の天水田中心に約70ヘクタール 稲の枯れ死など

田んぼのひび割れを計測する上越市職員=8月18日(上越市安塚区石橋)

 新潟県上越市は8月25日、猛暑と渇水により、中山間地を中心に稲の枯死や葉の巻き上がりなどの被害が確認されている水田が25日時点で約70ヘクタールあると発表した。渇水被害の大きかった2018年の被害面積約76ヘクタールに迫る勢い。25日の定例記者会見で明らかにした。

 上越市によると、市内の水田は約1万ヘクタールで、被害を受けているのは主に牧区や浦川原区といった中山間地の天水田などが中心という。中川幹太市長は会見で、取水ポンプの借り上げや購入の補助金を活用するよう呼びかけ、「水田のひび割れも起きている。さらなる支援を検討したい」と述べた。

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