米政府が香港当局非難 活動家家族を不当に拘束

 【ワシントン共同】米国務省のミラー報道官は25日の声明で、香港当局に対し、海外にいる民主活動家の家族らを香港で不当に拘束、尋問したとして非難した。「活動家を脅迫して黙らせ、香港に帰還させようとしている」と指摘。中国政府に香港の人々の権利と自由を尊重するよう求めた。

 声明は特に、米国で設立された民主派団体「香港民主委員会」幹部、郭鳳儀氏や、英国亡命中の民主活動家、羅冠聡氏らの家族や知人を香港警察が拘束したり尋問したりしたとして懸念を表明した。

 香港警察は7月、両氏を含む海外の香港人8人を国家安全維持法(国安法)違反の疑いで指名手配した。

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