ここでは連対すら厳しいデータ! ⑩ヒヒーンのキャリアは要チェック!!【新潟2歳S】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

新潟2歳S(日曜・新潟)

新潟の2歳チャンピオン決定戦。芝1600m戦、GⅢ。

過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔114〕、3番人気は〔421〕。

6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬〔010〕。

馬連3ケタ5回に、万馬券1本。

勝ち馬は4番人気までです。

ステップレースを見ていきましょう。

函館2歳Sから〔001〕。5着馬。

それ以外は、すべて芝の新馬戦または未勝利戦を勝ち上がった馬。

まずは新馬戦を距離別に。

芝1200mから〔002〕。

芝1400mから〔210〕。

芝1600mから〔533〕。

芝1800mから〔022〕。

次に、未勝利戦です。

芝1400mから〔010〕。

芝1600mから〔302〕。

芝1800mから〔030〕。

勝ち馬は、前走芝1600m(8頭)か芝1400m(2頭)の新馬戦または未勝利戦からしか出ていません。

コース別では、新潟5頭、中京4頭、東京1頭。

勝ち馬の前走は、すべて左回りの芝ということになります。

また、新潟の5勝はすべて芝1600m戦からです。

ちなみに、右回りにしか勝ちのない馬は〔024〕です。

連対20頭すべてに左回りの経験がありました。

ただし、3着は様々。距離も1200~1800m、コースも東京3頭、函館2頭、福島2頭、新潟、中京、阪神が1頭ずつとなっています。

牝馬は〔423〕。

また、前走時440キロを下回っていた馬は〔101〕。ある程度の馬格は欲しいよう。

加えて、前走減量騎手で勝ち上がり、斤量増となる馬の馬券圏内はありません。

馬券圏内30頭中、29頭までが、キャリア1または2戦の馬。例外の1頭はキャリア3戦で3着の馬です。

関西馬が〔723〕、関東馬が〔387〕。

連対という意味では互角ですが、優勝は関西馬が多くなっています。

後方からの差し、追い込みが決まるイメージ。

実際、勝ち馬10頭すべて、前走で上がり最速または2位の脚を使っていました。

鋭い決め手が武器になるようです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

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