26日、明治安田生命J1リーグ第25節の鹿島アントラーズvsアルビレックス新潟が県立カシマサッカースタジアムで行われ、2-0で鹿島が勝利した。
5位の鹿島(勝ち点39)と14位の新潟(勝ち点28)の一戦。両チームともに連勝を目指しての戦いとなった。
鹿島は前節のサガン鳥栖戦から1名を変更。溝口修平が外れ、広瀬陸斗を起用。右に広瀬、左に安西幸輝が入ることとなった。
対する新潟は、前節のアビスパ福岡戦から4名を変更。渡邊泰基、新井直人、秋山裕紀、鈴木孝司が外れ、トーマス・デン、堀米悠斗、高宇洋、高木善朗を起用した。
立ち上がりから試合のペースを握ったのはホームの鹿島。ボールをしっかりと握って敵陣で過ごす時間を増やし、前からもプレスをかけて新潟のビルドアップを制限しに行く。
鹿島が押し込む時間が増えていく中、9分にスコアが動く。縦パスを垣田がボールを収めると、落としたボールを仲間が左に展開。安西が左サイドからルックアップして左足クロスを上げると、ボックス中央で垣田がドンピシャヘッド。ゴール左に吸い込まれて、鹿島が先制する。
飲水タイムを挟んで新潟は徐々に前進できることに。ボールが繋がっていき、2列目、3列目からの飛び出しも見られてきたが、鹿島の集中した守備の前になかなかチャンスは作れない。
すると30分、鹿島が押し切ってしまう。右サイドからのスローイン。広瀬がボックス右からシンプルにクロスを入れると、ニアサイドで垣田がフリック。ファーサイドに飛び込んだ鈴木優がダイビングヘッドで押し込み、鹿島が追加点を奪う。
さらに33分、再びボックス右から広瀬がクロス。これをGK小島がキャッチ。その瞬間に猛然と飛び込んだ鈴木優がヘッドで叩き込むも、捕球したボールに接触に行ったとしてイエローカードが提示。次節出場停止となった。
鹿島は前半を通じて終始ペースを握り、新潟は得意のポゼッションがほとんどできない状況に。鹿島の2点リードで前半が終了した。
後半に入っても鹿島がペースを握っていく中で、61分に新潟がビッグチャンス。相手ボックス左で三戸がボールを奪うと、カットインからシュート。GK早川がセーブすると、跳ね返りを長倉が押し込んだかと思われたが、オフサイドポジションでゴールは認められなかった。
新潟はさらに64分、パスを繋いで崩すと、横パスを受けた高がボックス手前から右足一閃。鋭いシュートもクロスバーを叩いてゴールとはならなかった。
鹿島は選手を徐々に入れ替えていくと、新潟がペースを握ることに。良い距離感でパスが繋がるようになり、鹿島陣内でのプレーが増えていく。
81分には細かくパスを繋ぎ、最後は小見がボックス内から右足シュートも、GK早川が素晴らしい反応でセーブ。ゴールを許さない。
終盤にかけて新潟が攻めていくが、鹿島は最後のところで守り切り許さず。2-0のまま試合は終了し、鹿島が連勝を達成。逆転優勝へ望みを繋いだ。
鹿島アントラーズ 2-0 アルビレックス新潟
【鹿島】
垣田裕暉(前9)
鈴木優磨(前30)
