【24時間テレビ46】なにわ男子・長尾謙杜が骨肉腫になった青年にインタビュー! 肺の一部を摘出した彼の夢とは?

日本テレビ系では「24時間テレビ46『愛は地球を救う』」(8月26日午後6:30~27日午後8:54)を2日間にわたって生放送。なにわ男子が初めてメインパーソナリティーを務め、「明日のために、今日つながろう。」をテーマに、東京・両国国技館からさまざまな企画をおくる。番組のオープニングでは「なにわ男子と車いすの少年が挑むウォーターパフォーマンス」を飾ったほか、メジャーリーガー・大谷翔平選手と心臓に病を抱えた少年の“命の物語”、社員の大半が知的障がい者というチョーク会社を舞台に描く道枝駿佑主演のスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」などを届ける。

なにわ男子・長尾謙杜は、骨肉腫を発症した24歳の柴田晋太朗さんを取材。サッカーがつないださまざまな人の支えで生まれた“奇跡のゴール”までの道のりに迫った。

3歳からサッカーを始め、「世界一のサッカー選手になること」を夢としていた柴田さんは、小学3年生の時に500人中7人しか受からなかった横浜F・マリノスの下部組織に加入するほどの実力があり、将来を有望視されていた。しかし、高校2年生の時に、右上腕骨肉腫を発症。腕骨を人工関節に入れ替える6時間に及ぶ複雑な手術や、抗がん剤の治療が行われた。高校サッカー部のチームメートは、全員が丸刈りにして柴田さんを勇気づけ、支えてくれた。

過酷な闘病生活を乗り越えた柴田さんは、病気の判明から10カ月後にピッチに帰ってくることができた。しかし、公式戦で復帰を果たそうとした直前、肺への転移が判明。生存率は20%と告げられる。抗がん剤の副作用がある中で、その事実を隠したまま試合に臨んだ柴田さんは、チームメートのパスをつなぎ、ゴールを決めた。この復帰戦が、柴田さんサッカー人生最後の公式戦出場となった。

試合から6年が経ち、現在はサッカーのコーチとして小学生に教えている柴田さんのもとを、長尾が訪問した。

「肺への転移があった、試合以降はどうしていたんですか?」という長尾の質問に、「肺の4割を摘出してしまい、肺がちょっとない状態になっています。そんなタイミングで、ゴルフとサッカーを合わせた新興スポーツ・フットゴルフに出合いました。世界中の人々に感動を、光を届けられる存在になるという意味でサッカーとつながっていると思いました」と新しい挑戦について語った。今年、ワールドカップの日本代表にも選ばれた柴田さんは、“奇跡のゴール”胸に新たな夢へと向かっている。

VTR後、国技館には柴田さんと家族、元チームメートが登場。日頃サポートをしてくれている家族に向けて感謝の手紙を読んだ。

「今までずっと心にとどめていた、伝えたいことがあります。私は無数にある家族の中からこの家族を選び、生まれてきたんだと確信しています。きっとこの家族でしか骨肉腫を乗り越えられなかったし、今のようなすてきな人生を歩めていないと思います。闘病中も明るく家族を照らしてくれた母、冷静に支え続けてくれた父。今度は妹と一緒に2人を支えていきます。家族の物語はまだまだ続きます。あらためて、この家族に生まれてマジでよかった。心から感謝しています。これからも応援お願いいたします」と思いを伝えた。

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