政策、党運営 2候補訴え 国民代表選 岡山で街頭演説会

国民民主党代表選の街頭演説会で支持を訴える玉木氏(中央)と前原氏(右)

 国民民主党代表選の街頭演説会が26日、岡山市のJR岡山駅西口であり、立候補している玉木雄一郎代表と前原誠司代表代行が主要政策や野党連携への姿勢などを訴えた。

 玉木氏は2022年度の政府予算案に賛成したのはガソリン代値下げなどの公約を実現するためだったと強調。野党連携については「選挙のたびに政策や理念を脇に置いて大きな固まりにくみするのは先祖返りだ」とした上で、党勢拡大に注力し「新しい野党像、与野党の関係をつくっていく」と主張した。

 前原氏は「今の閉塞感を根本から変えるには、自民党と部分的に協力して成果を上げる手法ではいけない」と玉木氏の党運営を批判。教育予算の倍増や教育の無償化など自身の掲げる政策に触れながら「自民としっかり対峙(たいじ)していくためにも野党の大同団結を呼びかけ、政権交代の実現を目指す」と述べた。

 両氏はこれに先立ち、同市内で共同記者会見も行った。

 代表選は21日に告示され、街頭演説会は岡山を含めて全国16都道府県で実施。9月2日の臨時党大会で投開票が行われる。

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