明治安田J1リーグ第25節最終日の26日、ヴィッセル神戸は敵地の東京・国立競技場でFC東京と対戦し、2-2で2戦続けて引き分けた。元日本代表FW大迫が後半、自身3戦連続ゴールとなるPKを決めて追い付くなど、終盤に点の奪い合いとなった。
前節の柏レイソル戦で左膝に全治約1年の大けがを負った斉藤に代わり、大崎が中盤の底で先発。DF山川は右足の骨折から復帰し、10試合ぶりに先発を果たした。
神戸は前節に続いて先制を許した。前半18分、GK前川のパスが相手に奪われ、ペナルティーエリア内でボールを受けたディエゴオリベイラに決められた。
巻き返しを期す神戸は20分、武藤のヘディングシュートがバーにはじかれるなどし、無得点でハーフタイムを迎えた。
後半、神戸は大崎に代わって扇原を中盤の底に据えた。さらに汰木(ゆるき)を下げ、新井を投入。守備の際、本多がペナルティーエリア内でハンドと判定され、PKを献上したが24分、GK前川が好セーブを見せた。
終盤、ペナルティーエリアでジェアンパトリッキがGKに倒され、PKを獲得。大迫がゴール左へと流し込み、同点に追い付いた。
終了間際、相手のアダイウトンに勝ち越しゴールを許した。しかし、これで終わらない。神戸の山口がボレーシュートでゴールネットを揺らし、またも追い付いて試合を終えた。