朝乃山「頑張る姿を」 激励会、締めの巡業に意欲 大相撲氷見場所

氷見場所の抱負を語る朝乃山(左から2人目)=氷見市農業会館

 富山新聞創刊100年記念・大相撲氷見場所(富山新聞社、北國新聞社主催)は27日、氷見市ふれあいスポーツセンターで開かれる。翌日に控えた26日、富山市呉羽町出身の朝乃山(富山商高OB、高砂部屋)の氷見市激励会が同市農業会館で開かれた。朝乃山は「頑張っている姿を見てもらい、皆さんに元気を与える巡業にしたい」と夏巡業の締めくくりとなる氷見場所に意欲を示した。

 激励会は富山新聞社、北國新聞社、氷見場所実行委員会が主催した。氷見市は朝乃山の母親の故郷で、実行委関係者や朝乃山富山後援会の約60人が出席した。

  ●秋場所へ「けがしない体つくる」

 朝乃山は、高砂部屋付きの若松親方(元幕内朝乃若)ら高砂部屋の一行と登場し、大きな拍手を浴びた。出席者からは三役復帰や横綱昇進を期待するエールが相次いだ。これを受けて、朝乃山は「けがしない体をつくり、二桁以上、優勝を目指して頑張りたい」と番付が上がる見通しの秋場所に決意を示した。

 若松親方は、宮城野親方(元横綱白鵬)や九重親方(元大関千代大海)が秋場所で朝乃山が優勝すると予想した話を紹介。「富山、氷見の皆さんの期待にこたえ、優勝できるように頑張ると思う」とさらなる応援を呼び掛けた。

 朝乃山は懇談で各テーブルを回り、記念撮影に気さくに応じた。少年時代の氷見の思い出などを語った。

 氷見場所実行委員長の後藤尚彦富山新聞社副代表が開会あいさつ。林正之市長、堂故茂参院議員が激励し、朝乃山富山後援会の奥野博之会長の発声で乾杯した。高砂部屋の力士、呼び出し、行事による相撲甚句や場内アナウンスの披露があった。朝乃山富山後援会の林和夫副会長のあいさつで締めくくった。

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