アユつかみ取り 歓声 茨城・常陸大宮

アユのつかみ取りを楽しむ子どもたち=常陸大宮市山方の清流公園

茨城県常陸大宮市山方地区の「あゆの里まつり」(同実行委主催)が26日、久慈川河川敷の清流公園で開かれ、大勢の家族連れなどでにぎわった。アユのつかみ取りで知られる恒例行事で40回目。コロナ禍で2年連続中止し、復活した昨年も別会場で実施していたが、4年ぶりに清流公園で実施した。

会場では五つの簡易プールを用意。放たれた計2000匹のアユを捕まえようと、小学生や園児らが歓声を上げた。

水戸市の青木博美さん(40)は長男の龍斗君(9)、長女の瑠奏さん(7)と来場。「子どもが喜ぶと思い初めて来た。体験させたかった」と、袋いっぱいに取ったアユを掲げて笑顔の2人に目を細めた。

三村勝範実行委員長は「常陸大宮市の久慈川といえばアユだ、と今後もPRしていきたい」と話した。

特設ステージでは踊りや演奏が披露され、アユの塩焼きコーナーなどに長い列ができた。

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