[1]嘘から始まる敷地内同居。義実家から丸見え!義母こだわりの新築戸建て|ママ広場マンガ

「敷地内同居」という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、義実家の敷地内に建てられた新築の一軒家にあるきっかけで住むことになった女性のお話です。

嘘から始まる敷地内同居[1]義兄の家に私たち夫婦が住む!?

私は美月、夫タクヤと3年前に結婚しました。
今日は久しぶりに義実家にやって来たのですが、

ガガガッ!
カンカンッ!!

「ごめんなさいね~!今、工事中でうるさいでしょ?」

義母の言葉に

「いえいえ、お義兄さんが住むんですよね?タクヤから聞きました」

義実家の敷地内には新しく一戸建てを建てているところで、
夫の兄、義兄にあたるカズヤさんが住むとタクヤから聞いていたのです。

「・・そうなの。式は挙げないんだけどね。籍だけ。ここなら土地代かからないし、早い分にはいいかなって・・」

「そうなんですね。あらためてご結婚おめでとうございます。」

そう、式は挙げないんだよね、と思っていると

「・・あっ、もう中に入れるんだけど、少し見てみない?」

と義母に言われ

「え!いいんですか?ぜひぜひ!!」

と言われるままについて行くことに。

「玄関こっちよ~」

と義母が案内してくれました。
早速中に入ってみると、

「わあ!素敵な内装ですね!」

「ありがとう。キッチンの動線にはこだわったのよ~。あとほら!うちもよく見えるでしょ?」

え?・・よく見える?って・・どういうこと?
と思いながらも、深く気に止めることもなく受け流しました。

「そうなんですね~」

すると突然

「ねぇねぇ、美月ちゃん的には、この家どう思う?」

「あっ、とても素敵だと思います~」

さらりと答えたところ

「ほんと!だったらこの家住まない?」

「えっ」

突然義母にそう言われて驚いていると

「実は、お兄ちゃんが単身赴任で県外に行くことになっちゃってね・・。」
「ほら、よく言うじゃない?一軒家は空けておくとどんどんダメになっていくって・・。もったいなくって・・」
「だから・・美月ちゃんお願い!!」

次から次へと義母にまくしたてられて答えようにも答えられず、家に帰って夜タクヤに話しました。

「・・って、お義母さんに言われたけど・・やっぱりお義兄さんに悪いよ・・」

「じゃあさ、兄ちゃんが3年くらいで戻ってくるらしいし、その間だけ住むのはどう?家賃かからないし!」

夫にそう言われたのですが・・

「3年かぁ・・」

期間限定なら・・と少し揺れている自分がいました。

「その分貯金にまわせるしさ!3年あればけっこう貯まるよ!」

「確かに・・」

家賃がないのはかなりありがたい・・3年あれば・・確かに貯められそうだし・・

「職場は少し遠くなるけど、悪い話じゃないのかも・・」

自分を説得しているような気がしないでもありませんでしたが

「だろだろ!決まり!!」

夫にも説得されて、最終的に

「う・・ん。」

と返事をしたのでした。

[2]に続きます。
「嘘から始まる敷地内同居」は毎日更新します。お楽しみに!

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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本・編集]ママ広場編集部 [作画]dechi

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