オリオールズの剛腕バティースタ 内側側副靭帯の故障でIL入り

日本時間8月27日、オリオールズは前日の試合で負傷降板した守護神フェリックス・バティースタを15日間の故障者リストに登録したことを発表した。マイク・エライアスGMによると、バティースタは右肘の内側側副靭帯に「ある程度」のダメージを負っているという。「まだ24時間も経っていないから、わかっているのはそれだけだ。故障者リストに入る。それ以上のことはわからないし、今後の予定も決まっていない」とエライアスGMは現時点の状況を説明した。

現在28歳のバティースタはメジャー2年目の今季、ここまで56試合に登板して61イニングを投げ、8勝2敗33セーブ、1ホールド、防御率1.48、110奪三振という素晴らしい成績をマーク。100マイル超の剛速球を武器にオリオールズの守護神として君臨し、月間最優秀リリーバーに3度選ばれているほか、オールスター・ゲームにも選出された。ところが、日本時間8月26日のロッキーズ戦で1点リードの9回表に登板し、試合終了まであと1ストライクに迫ったところで負傷降板。一夜明け、右肘の内側側副靭帯を痛めていることが明らかになった。

ブランドン・ハイド監督はバティースタがまだ精密検査を受けている途中であることを明かし、「少し落ち着いてきたところだ。まだいくつか不明な部分があるが、最善の結果を願っている」とコメント。「彼の離脱は、たとえ短期間であっても、簡単にカバーできるものではない。彼は今、球界最高のリリーバーだからね。でも、我々のチームには多くの才能豊かなピッチャーがいる。彼らが代役を務めてくれるだろう」と語った。

代役の最有力候補は、今季57試合に登板して防御率1.62を記録し、バティースタとともにオールスター・ゲームに選ばれたジェンニエル・カノーだろう。バティースタの負傷降板後に急遽マウンドに上がったダニエル・クーロムも48試合で防御率2.75と安定した投球を見せている。もしカノーがセットアッパーからクローザーに繰り上がる場合、8回を担当するセットアッパーが空席となるため、藤浪晋太郎は今後、より重要な役割を担う可能性もありそうだ。

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