ルカク、1年レンタル&減給受け入れでローマ移籍へ。モウリーニョ監督と再会か

写真:ようやく新天地が決まりそうなルカク ©Getty Images

保有権を持つチェルシーでマウリシオ・ポチェッティーノ監督の構想外となる一方、なかなか移籍先が決まっていないベルギー代表FWロメル・ルカクは、1年間の期限付き移籍でローマと契約を結ぶことになりそうだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ルカクを巡っては昨シーズン期限付き移籍していたインテルへの完全移籍やユヴェントスへの移籍の噂が浮上したものの、交渉が不調に終わりいずれも頓挫。また、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブからも関心を示されたものの、これはルカク自身が拒絶している。なかなか去就が決まらない中、ここに来てローマへの移籍の噂が浮上した。

チェルシーとローマがクラブ間の交渉を進める中、チェルシーは本来、完全移籍での売却を求めていたが、ローマ側に買い取りや彼の給与を支払う余裕がないため、1年間のローン移籍を提案することになった模様。チェルシーはローマに対して800万ポンド(約14億7380万円)から1000万ポンド(約18億4230万円)のレンタル料を要求したという。

また、ルカクは現状の契約で週給32万5000ポンド(約5910万円)を受け取っているそうだが、チェルシー側はこれを満額支払うことは望んでおらず、ルカクに対して減額を要求しているようだ。

ルカクは今週末ベルギーに帰郷しており、アンデルレヒトのアカデミーに所属する息子のロメオ君の試合を観戦。その後、ローマに渡る予定になっていたようで、息子の試合を観戦している最中にベルギーメディアの取材に応じ、「少しナーバスになっているよ。僕は明日、契約を結ぶためにローマに飛ぶんだ」と語っていたという。

仮にローマへの移籍が成立した場合、ルカクはチェルシー時代、マンチェスター・ユナイテッド時代に引き続いて、ジョゼ・モウリーニョ監督のもとでプレーすることになる。

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