【MLB】大谷躍動! 2安打4出塁2盗塁で勝利に貢献 8回にはアロンソの頭部付近死球で一触即発

写真:3打数2安打2四球2盗塁と活躍した大谷

エンゼルスが5-3で接戦をものにし2連勝。大谷翔平は二塁打と三塁打を放ったほか四球で二出塁し、チームに貢献した。

試合はエンゼルス先発がシルセス、メッツがカラスコでプレイボール。試合は初回から大きく動いた。一死から大谷が二塁打を放ちチャンスを作ると、続くドルーリーがレフトへのタイムリーヒットを放ち大谷が生還。エンゼルスが先制した。

立ち上がりが不安定なカラスコをエンゼルス打線は逃さない。2回表には先頭のモニアックがライトへの13号本塁打を放つと、二死からレンヒーフォ、大谷、ドルーリーが三者連続タイムリー。一気にカラスコをノックアウトした。

大谷は4回にも二死から四球で出塁すると、続くドルーリーの打席では二盗、さらに三盗を決め今季19個目の盗塁を記録。ドルーリーが三振に倒れ得点には繋がらなかったものの、縦横無尽にグラウンドを駆け回り、健在ぶりをアピールした。

試合はこのままエンゼルスペースで進むものと思われたが、4回裏、一死1、2塁からリンドーアとマクニールが盗塁した際、送球がシルセスの頭部に直撃。倒れ込んだシルセスはそのまま試合に戻ることができず、ループに交代となった。メッツはこの回2点を追加し追い上げる。

このあとメッツがボーゲルバックのホームランで2点差まで追い上げて迎えた8回裏。無死からピート・アロンソの打席でソリアーノの投球が首付近に直撃。アロンソが審判に対して詰め寄り、一時両軍ベンチから選手やコーチが飛び出す一触触発の事態となった。

この後メッツは一死1、2塁のチャンスを迎えるもソリアーノが凌ぎ無失点。最終回はエステベスが締め、エンゼルスが接戦を制した。

エンゼルスはこの日5投手が継投。先発のシルセスが負傷降板する緊急事態ながら、なんとか勝利をものにした。シルセスの故障がどの程度かは気がかりだが、先日右肘側副靭帯損傷が発覚した大谷が打者としては問題なく出場できているのは朗報だろう。

エンゼルスは今日で130試合を消化し、残り32試合。ワイルドカードがほぼ絶望となる中、チームに求められるのは勝利というよりもむしろ来季に向けた戦力の取捨選択だ。今オフ、エンゼルスは大谷を含め主力の多くがFAとなる。誰と来年度の再契約を結ぶか精査し、来年度こそは悲願のプレーオフ進出を目指したいところだ。

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