笹生優花は揺るがない 常にチャンスを狙う“攻めの姿勢”

14番の1打目。笹生優花はドライバーでワンオンを狙った(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇CP女子オープン 3日目(26日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)

首位に2打差の3位からスタートした笹生優花は3バーディ、3ボギーの「72」で回り、トップと6打差の通算5アンダー4位に後退して最終日を迎える。

出だしの1番(パー5)では2打目をグリーン手前まで運び、パターで寄せて3オン1パットのバーディを奪取。続く2番をボギーとし、以降はスコアカードにパーが並ぶ展開となったが、笹生の揺るがない“攻めの姿勢”が凝縮されたラウンドだった。

7番と11番のパー5でも果敢に2オン狙い。7番(522yd)はグリーン左側の逆目のラフ、11番は右サイドのバンカー越えのラフに落とし、ともに難しいライからピンに寄せられず4オン1パットのパーにとどまった。

15番のパー5。ラフからのセカンドショットが多かった(撮影/田辺安啓(JJ))

また、ティイングエリアが前方に出て265ydに設定された14番ではドライバーを強振した。ボールは大きく右に曲がってパーとしたが、そこは「狙ったから獲れるわけではない」と割り切っている。

「ただ(バーディ以上を)獲れる確率を高くするために狙っている。獲れなくても内容が悪くて獲れていないわけではないので深く考えていない」と自身のプレースタイルを説明した。

首位と6打差で最終日を迎える(撮影/田辺安啓(JJ))

「今日はティショットがあまり良くなかった。そこが(伸ばせない)結果に一番につながったんじゃないかな。グリーン周りまでは行くけど、そこからのアプローチが難しくてなかなか寄らなかった」

首位の背中は遠のいただけに、最終日は持ち味の攻めるプレーをビッグスコアにつなげていきたいところ。「ティショットとか、アジャストしたいところをしっかりアジャストして楽しんでできれば」と声を弾ませた。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)

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