菊地絵理香がPO制して“ご当地V” 申ジエ、岩井明愛を破る

菊地絵理香が3つどもえのプレーオフを制し、地元北海道でツアー6勝目を挙げた(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(27日)◇小樽CC(北海道)◇6695yd(パー72)◇雷雨(観衆1234人)

地元北海道出身の菊地絵理香が今季初、昨年7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」以来のツアー通算6勝目を挙げた。雷雲接近など荒天のため、途中まで進行していた最終ラウンドが中止となり、第3ラウンド終了時に首位だった菊地、申ジエ(韓国)、岩井明愛との3人プレーオフを実施。菊地は17番(パー3)を使用した1ホール目、1オンに失敗したが2mのパットを沈めてパーセーブし、ボギー以上となった申ジエ、岩井を振り切った。

国内女子ツアーで最終日に最終ラウンドが中止となり、プレーオフが行われたのは2021年10月「富士通レディース」以来6度目。賞金は100%支払われるが、賞金ランク加算は75%。年間ポイントレースのメルセデスランキングは4日間大会のままとなる。

最終ラウンドは天候悪化を見越し、スタート時間を午前6時30分に早めて行われたが、午前10時26分に雷雲接近のため中断。一度は同11時30分に選手の送迎を始めて再開予定だったが、天候回復が見込めず午後1時に中止が発表された。

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