足裏から頭までの四点に体重を預ける「立ち寝コーヒーナップ」に「脱力感のある状態で快適」の好意見 ネスカフェで体験の場

ネスレ日本と紅葉樹合板は「ネスカフェ原宿」(東京都渋谷区)で、日中の短い仮眠の前にコーヒーを飲み気軽に立って仮眠をとるスタイルを体験できる日本初のサービスを9月17日までの期間限定で実施している。

紅葉樹合板が扱う“立ち寝”スタイルを提案する仮眠用ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を活用しコーヒーナップを啓発して「ネスカフェ」の需要拡大を図るのがネスレ日本の狙いとみられる。

経済協力開発機構(OECD)が33ヵ国を対象に行った2021年の調査では、日本の1日の睡眠時間は7 時間22 分と最低であり、睡眠時間が6時間未満の人が40%に上るなど多くの方が睡眠に問題を抱えている。

コーヒーナップとは、この問題解消を図るもので、15~20分程度の短い昼寝の前にカフェインを含むコーヒーを飲むスタイルで、カフェイン摂取によって起きた頃にシャキッとしその後のパフォーマンスに役立つと言われている。

仮眠用ボックスは、立ったまま寝るというキリン(ジラフ)をモチーフに公衆電話ボックス程度の大きさの縦型個室空間となっている。

足裏・すね・お尻・腕と頭――の四点に体重を預けられるクッションを設けることで脱力しても体を支えられる状態を作り、さらにお尻・腕・頭の高さの調節をすることでデスクでのうつ伏せ寝のような腹部の圧迫を避けた“立ち寝”スタイルをキープすることができる。

熟睡まで至らない立位に戻りやすい体勢のため、15~20分程度のリラックスタイムを楽しむことに好適である点をアピールポイントとしている。
何度も製品テストを重ねた中で体験者からは「人目を気にせずくつろぐことができた」「体に力を入れず脱力感のある状態で快適だった」などの好意見が寄せられたという。

提供するコーヒーはアイスとホットの両方を用意。アイスの場合は「ネスカフェ ゴールドブレンド ボトルコーヒー 無糖」を、ホットの場合はコーヒーマシン「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」で淹れた「ネスカフェ ゴールドブレンド」をテイクアウト用のカップにて提供する。

体験時間は30分程度。利用料金はコーヒー1杯分を含め税込825円。専用WEBサイトで予約を受け付けている。

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