元日本代表藤田俊哉さんが語る本田圭佑、吉田麻也の若きころ「こういう選手だよな。代表に入って世界でやるのは」

元日本代表でJ2ジュビロ磐田でスポーツダイレクターを務める藤田俊哉さんが元日本代表で経営者の鈴木啓太さんのYoutubeチャンネルに出演し、若かりしころの元日本代表MF本田圭佑、メジャーリーグサッカー・LAギャラクシーDF吉田麻也について振り返った。

ジュビロ磐田退団後の2005年シーズン途中に名古屋グランパスに入団した藤田俊哉さんは、期待の若手選手たちから刺激を受けたという。

その中でも代表格として本田の名前を挙げた。海外志望の本田から「どこへ行ったほうがいいですか?」と問われた際に藤田さんは「監督もオランダ人だし、俺もオランダ知っているし、ステップとしてオランダはいいんじゃない?圭佑はまだそんなに実績がないから、監督についてくしかねえだろうというようなこと話した」 と背中を押したという。

それから本田が「(欧州に)いけるんですかね?僕」と本田がいえば、「(欧州に)いけるよ」と藤田さんは自信をつけさせた。その後本田はオランダ1部VVVフェンロへ移籍した。

そして吉田のエピソードも紹介。当時名古屋ユースで主将を務めていた吉田は夏の全国大会に向けて藤田さんらにあいさつしたという。当時の吉田の印象を「なんて立派な男なんだ」と感銘を受けたという。

その後すぐにトップチームに昇格した吉田に藤田さんは「『麻也絶対すぐ試合に出れるからもう自信持ってやれ』という話をしたら、あっという間に世界に出て行った」と感慨深そうに話していた。

後に日本代表で主将を務めてチームをけん引した吉田とイタリアの名門ミランに移籍して、ワールドカップでも活躍した本田の背中を押した藤田さんは「それぐらいも最初のインパクトでこういう選手だよな。代表に入って世界でやるのは」と語っていた。

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動画ではロアッソ熊本移籍の経緯などを話しており、次回はVVVフェンロでのコーチ時代を振り返るようだ。

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