愛媛にゆかりのある彫刻作家・池川直さんの作品を紹介する展覧会が、27日から愛媛県松山市内の美術館で始まりました。
初日は池川直さんらが出席して開展式が行われ、池川さんが、作品では心に引っかかったことを表現しているなど、彫刻への思いを語りました。
会場には、ギリシャ神話の女神を表現した作品など50点余りが展示されています。
中には、芸術界での最高賞・芸術院賞を受賞した「時の旅人」も展示されています。
この作品は、かつてフランス留学中に気になったというシーンで、厳しい寒さの中、青年が犬の散歩をしていて、時間の流れを感じ取ることができます。
香川県出身の池川さんは愛媛にもゆかりがあり、今治市大三島町の大山祇神社に奉納されている「随身像」の制作も手がけ、展覧会では実際のサイズの原型像も展示されています。
「池川直展～想いの彫刻」は11月5日まで、松山市のミウラート・ヴィレッジで開かれています。
