山本由伸投手にスポーツ顕彰贈る 出身地備前市、WBC優勝に貢献

表彰状を手に吉村市長(左)らと記念写真に収まる山本投手(中央)=大阪市

 備前市は27日、今年3月に開催された野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として活躍した同市出身の山本由伸投手(25)=オリックス=に市スポーツ顕彰を贈った。

 同市の吉村武司市長らが京セラドーム大阪(大阪市)を訪問。「世界を相手に戦う姿は多くの市民に勇気と感動を、子どもたちには大きな夢を与えてくれた」とたたえ表彰状を手渡した。山本投手は「WBCでは地元をはじめ多くの人の声援が力になった。生まれ育った備前市からも表彰され感激している。これからも結果を出せるよう努力し、恩返ししていきたい」と話した。

 同顕彰は世界大会で好成績を収めた市ゆかりの個人や団体が対象。本年度創設し、山本投手が適用第1号となる。

 山本投手はWBC1次リーグの豪州戦に先発し、4回を1安打無失点、8奪三振と好投。準決勝のメキシコ戦には2番手で登板し、150キロ台の速球に変化球を織り交ぜ、五~七回を無安打に封じ、日本の優勝に貢献した。

© 株式会社山陽新聞社