香川で「滝宮の念仏踊り」 ユネスコの無形文化遺産「風流踊」の一つ

香川県綾川町で27日、五穀豊穣を願う伝統の「滝宮の念仏踊」が行われた。滝宮の念仏踊を含む各地の「風流踊」が昨年11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まって以降、綾川町では最初の開催となる。町などによると、平安時代に菅原道真が雨乞いをし、雨が降ったことを喜んだ人たちが始めた踊りを起源とし、千年以上続くとされる。大うちわには太陽と月が描かれ、厄払いや自然の恵みへの感謝の意などが込められている。3組ずつが毎年、町内の滝宮神社や滝宮天満宮に踊りを奉納し5年目に全11組が奉納する。

© 一般社団法人共同通信社