
陸上の世界選手権男子35キロ競歩で銅メダルを獲得した川野将虎が27日、ブダペストから成田空港に帰国した。世界選手権で2大会続けて表彰台に立ち「コーチと積み上げてきたものが形になってうれしい」と笑顔で語った。
6月に転倒して右膝などを痛め、約1カ月間は十分な練習ができなかったそうだが、苦境を乗り越えた。35キロが実施されないパリ五輪では20キロでの出場を目指し「35キロでやってきたベースにスピード練習を上乗せしていく」と目標を口にした。
男子20キロ競歩で3連覇を狙った山西利和は24位に。昨年末から練習を満足にこなせず「また一から積み上げる気持ちで挑む」と巻き返しを期した。