【キーンランドC】浜中「イメージに近い競馬が出来た」ナムラクレアが重賞4勝目

8月27日、札幌競馬場で行われたG3・キーンランドカップは、1番人気の牝馬ナムラクレアが力強く差し切って人気に応えた。同馬は昨年のスプリンターズステークスでは5着、今春の高松宮記念では2着と好走しており、この秋の大一番へ向けて好発進を決めた。

キーンランドC、勝利ジョッキーコメント
1着 ナムラクレア
浜中俊騎手
「強かったと思います。休み明けでしたけど、厩舎が本当に上手に仕上げてくれましたし、何の不安もなくレースに臨みました。馬場状態の傾向からして14番枠はかえって良かったんじゃないかなと思っていましたし、なるべく外目の馬場の良い所を通らせようと思っていましたので、色々と上手くいった部分もあると思います。そんなに後ろから行ってもこの馬場だと差し切れるかどうか分からなかったので、まずはスタートをきめて前半好位で流れに乗りたいなとは思っていましたので、大体イメージに近い競馬が出来たかなと思います。去年は3歳でスプリンターズステークスに挑戦して結果が出なくて、今年も高松宮記念で2着とあと一歩のところまで来ていますし、ナムラクレアと長谷川厩舎と一緒にコンビ続けてやってきましたので、何とか次G1をと思っています」

レース結果、詳細は下記のとおり。

27日、札幌競馬場で行われた11R・キーンランドカップ(G3・3歳上オープン・芝1200m)は、浜中俊騎乗の1番人気、ナムラクレア(牝4・栗東・長谷川浩大)が快勝した。1馬身差の2着に8番人気のシナモンスティック(牝4・美浦・宗像義忠)、3着に2番人気のトウシンマカオ(牡4・美浦・高柳瑞樹)が入った。勝ちタイムは1:09.9(重)。

3番人気で武豊騎乗、ゾンニッヒ(牡5・栗東・池江泰寿)は、8着敗退。

馬場の真ん中を突き抜ける

浜中俊騎乗の1番人気、ナムラクレアが休養明け初戦を快勝、秋の大一番へ向けて好発を決めた。レースでは先団を見るように外目を追走。重馬場も苦にすることなく、堂々と横綱相撲で大外から突き抜けた。55キロでこのメンバーの中では力が1枚も2枚も上だった。

ナムラクレア 14戦5勝
(牝4・栗東・長谷川浩大)
父:ミッキーアイル
母:サンクイーン2
母父:Storm Cat
馬主:奈村睦弘
生産者:谷川牧場

【全着順】
1着 ナムラクレア 浜中俊
2着 シナモンスティック 松岡正海
3着 トウシンマカオ 鮫島克駿
4着 シュバルツカイザー J.モレイラ
5着 ヴァトレニ 藤岡佑介
6着 ジュビリーヘッド 西村淳也
7着 キミワクイーン 横山武史
8着 ゾンニッヒ 武豊
9着 サトノアイ 佐々木大輔
10着 ナランフレグ 丸田恭介
11着 ウォーターナビレラ U.リスポリ
12着 タイセイアベニール L.モリス
13着 レッドベルオーブ 松田大作
14着 レイハリア 亀田温心
15着 カイザーメランジェ 江田照男
16着 ウインマーベル 松山弘平

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