別れた恋人と復縁後にうまくいっている人が“手放したこと” #1「半年で別れて…」

別れた恋人と復縁が叶うことは、片思いが成就するより難しいこともあります。

そんな奇跡をしっかりと理解して「今度こそ」と前向きな意識を持つ人は、よりが戻ってからの関係をいっそう大切にするもの。

新たな努力のなかにはあえて「やめたこと」も含まれますが、復縁後に恋人と長く続いている人は実際にどんなことを手放したのでしょうか。

「最初に私から告白してお付き合いが叶った彼氏とは、半年しか続きませんでした。

私が彼を好きすぎるというか、ちょっとでも雰囲気がおかしくなったら『嫌われたくない』とすぐ焦ってしまい、彼ときちんと向き合えていなかったと思います。

彼と話す前にインターネットで恋愛系の記事を漁っては解決法を探して、自分の気持ちで『どうするか』を考えていませんでした。

『彼とこうなったときにどうすればいいか』みたいな内容ばかり読んでは彼の気持ちも勝手に決めつけていて、喧嘩になったとき『こうなのでしょう』『こう思っているのだよね』と言う私に、ため息をつかれたのを覚えています。

それで彼のほうから振られてしまい、そのときに『好きって言うけど、俺のことは見ていないよね』と言われたのがすごくショックで。

彼のことは確かに好きなのにどうしてうまくいかないのか、そもそも自分の気持ちをちゃんと理解していなかったのだと気がつきました。

一ヶ月くらい落ち着いて自分のことを考えて、改めて彼に連絡してこれまでの自分を謝り、復縁をお願いしました。

返事は保留にされて、それから友達として連絡しながらがんばって素直に『好きです』と伝え続けて、前と違うことに気がついた彼が『やり直そう』と言ってくれたときは本当にうれしかったです。

彼の気持ちをちゃんと聞くことができるようになって、復縁後は以前より言葉のやり取りが増えた気がします。

ネットの記事はすぐ探せるし心強いときも多いけど、頼りすぎて自分の気持ちを見失うのは本末転倒ですよね。

良い記事もたくさんあっていろいろな人の価値観を知るのも大事だけれど、それ以上に自分自身と向き合うことを、忘れたくないと思います」(26歳/受付)

検索すれば山のように出てくる記事は、つらいときは確かに薬のような安心感があります。

それでも、何でもそれに頼ってしまうと自分の気持ちがわからなくなり、同時に彼の在り方もまたおろそかにする恐れがあって、記事との付き合い方はバランスが大事。

本当に向き合うべきなのは何なのか、を忘れないことが安易な依存を防ぎます。

(mimot.(ミモット)/ 弘田 香)

© ぴあ朝日ネクストスコープ株式会社